使いやすくてキレイが続く洗面所づくり。掃除と収納のプロのワザを公開。

掃除と片付けのプロの「気持ちを整える洗面所」を拝見。

掃除と片付けのプロの「気持ちを整える洗面所」を拝見。

出典:写真AC

日に何回も自分を映し、整える洗面所。

清潔で使いやすいのが理想ですが、汚れやすい上に収納システムがあまり充実していないことも多く、雑然としがちです。

今回は「洗面所は自分の気持ちを整える空間」と話す、掃除と片付けのプロ、後藤恵子先生のご自宅の洗面所をご紹介。プロの知恵を活かして、使いやすくて清潔な空間を無理なく維持しています。

日々意識している収納方法や掃除方法を見せていただきました。

洗面台の鏡の中は「私の気分を整える場所」


後藤先生にとって、毎日使う洗面台はただの鏡や収納ではなく、全体が「気持ちを整える空間」。

「洗面所ではトキメキたいんです!」と笑います。

だからこそ、使いやすく戻しやすい、そして掃除がしやすい「洗面所の仕組みづくり」にこだわりました。

 

ポイントは3つ。

・物の定位置を決める

・使用頻度に合わせた場所に物を収納する

・すぐに掃除ができる環境を作る

写真がそのポイントを取り入れた後藤家の洗面台です。

以下の4つのエリアに分けて、収納方法を紹介します。

 

①鏡裏の収納


②洗面台下の収納


③左側の棚上段


④左側の棚下段

 


一般的に収納は、腕を下ろしたときの手首から目線の少し上くらいまでの高さが、見やすく、取り出しやすく、戻しやすいエリアと言われています。

後藤先生の洗面台では、鏡の裏の収納、シンク下の引き出し、左側の棚の真ん中あたりが、その位置にあたるため、毎日使う物は①の鏡裏周辺に収納しています。


毎日は使わないけど数日おきに使う物はその次に近い②や③にしまう、というように、使用頻度に合わせて収納場所を決めていきます。


鏡裏に収納が少ない洗面台であれば、市販の扉裏や壁を収納場所にできるグッズを取り入れてみるのもおすすめです。

①鏡裏の収納。

中央

後藤先生とお子さんの基礎化粧品を置いています。

朝晩毎日使う物だけを厳選し、扉を開けた瞬間に気持ちがときめくように配置してあります。

これ以外のメイクは各自自室で行います。

 

朝はここから心地よく1日を始め、夜はここで気持ちをゆるめる、そんな空間になっているそうです。

 


右側

コンタクトレンズとヘアケアアイテムをまとめています。

上段にあるコンタクトレンズのケースは、100円ショップの貼り付けて浮かせるタイプの収納を採用。

さまざまなアイテムを組み合わせて、使いやすい収納を作っています。


 

左側

上段はひげ剃り、中段はデンタルフロスや歯磨き粉、下段には歯ブラシを、吸水性の高い珪藻土を使ったスタンドに立てています。


掃除もしやすくなる、洗面台のスペース活用の方法。

後藤先生は洗面台の特にシンクまわりには極力物を置かないようにして、すぐに掃除ができるようにしています。

置いてあるのは観葉植物のみ。

ハンドソープ類も浮かせて壁につけているので、水がたまったり、ボトルの底がヌメったりもせず、拭き掃除がラクで、常に清潔にしておけます。


②洗面台下の収納

開き戸部分の空間活用術

洗面台によっては、下の収納スペースの活用が難しく感じる人もあるようです。

後藤家の洗面台も真ん中に配管と水受けタンクがあり、スペースが限られています。

そこで、配管部分は突っ張り棒でレースのカーテンをつけて目隠し。

2段式ラックのような収納アイテムはあえて入れずにゆとりを持たせ、中の物の取り出しやすさを第一に考えています。

 

右側に地域指定のゴミ袋を専用の収納ケースに入れ、ラベリングをして立てて収納。

取り出しやすさと頻度を考えると、ここがごみ袋のベストな置き場所だったそうです。

 

中央のパイプの手前部分には、洗面台掃除用の掃除道具を。

Jブラシ、マイクロファイバークロス、「天使の松」やそのほかの洗剤が置いてあります。

汚れに気づいた時にはここを開けて道具を取ってさっと掃除をすることが可能で、これが短時間でキレイな洗面台を保つ秘訣です。

左側には、酸素系漂白剤、部屋干し用の洗剤、液体洗濯のり等、時々使う洗濯用洗剤をファイルボックスに入れてあります。


洗面台下の引き出し部分

 

使った後に物が戻しやすい仕組みが作ってあると、雑然とならず、整った状態を保ちやすくなります。

 

シンク下の引き出しの上段は家族全員が使うドライヤーの定位置です。

専用の引き出しに“入れるだけ”の収納にして、使用後に戻しやすくしています。

コードは挟むだけでまとまられるグッズを探し、きれいにまとめなくても戻しやすい仕組みにすることで、出しっぱなしを防いでいます。

その下の引き出しには、掃除用具等をまとめてあります。

手前に洗濯物の部分洗いや雑巾を洗うための専用ケース入りの固形石けん。

そのほか、掃除で使うゴム手袋、使い捨てのビニール手袋やマイクロファイバークロス、スポンジやコットンのストックがあります。

 

上から見た時に、中身がわかりやすくすぐに取り出せる容器を探して、使っています。

③洗面台左の収納棚(上段)

見やすさと使いやすさを両立する収納

洗面台左側の扉付き収納棚で後藤先生が意識しているのが「揃える」「分ける」「立てる」の3つの項目。

まずは、収納グッズをよく似た物で「揃え」ます。

統一感が生まれ、整って見えます。

 

棚は開けてすぐに手が届く位置に作り付けのタオル入れがあり、そこにバスタオル、タオル(白)、タオル(ベージュ)と「分けて」「立てて」収納しています。

古くなったタオルはここから場所を移し、掃除用にして使いきります。

 

外に出しておきたくないティッシュは、上から2段目の手が届きやすい位置に「立てて」置くことで、すぐに取り出せるようにしてあります。

 

ティッシュボックスの後ろの空間もしっかり活用。

中が見やすいクリアケースにラベリングをして、普段はあまり使わない備品を置いています。

ドライヤーの替え部品、髪用のはさみ、ハンドウォッシュ用の充電器、女性用のカミソリなどです。


最上段のファイルボックスには、片方に女性用のカールドライヤーを入れ、引き出して取り出せるようにしています。

もうひとつには、透明のフタつきケースを上下に重ね、家族が使うヘアバンドや、石けん、かみそりの替え刃のストック等を入れています。

こちらにもラベリングをして中身がわかりやすくしてあります。

 

ちなみに、化粧品のサンプルをもらったらここにサンプル置き場を作り、数がまとまったらサンプルを使い切る「サンプル週間」を開催しているそうです。

④洗面台左の収納棚(下段)

その下の段にはストック類を種類ごとに「分けて」まとめてあります。

ボックスの中に分類し、ラベリングをし、数を決めて補充するというルールを設けて、在庫管理をしやすくしています。

無駄買いがなくなり、収納スペースが少なくても快適な空間になります。

上段左側には入浴剤、歯ブラシ、歯磨き粉、爪ブラシ、使い捨てマイクロファイバークロス、フロア用のドライシート、除菌シートなど、軽い物を。

 

下段には、食器用洗剤、ハンドソープ、コンタクトレンズの洗浄液、塩素系漂白剤、洗濯用洗剤、ボディソープ、トリートメント、シャンプー等重い物を置いています。

詰め替え用パウチは専用の収納ケースを使って、倒れるのを防ぎます。

キレイを長く無理なく続けるための掃除方法。

 

物の定位置が決まったら、日々の掃除で気持ち良い洗面所を維持していきます。

後藤先生は特別に掃除をする時間を作らず、気になった時にこまめに行うようにしています。

洗面台を使った時、鏡が汚れていたら下からクロスを取り出して拭き、ついでに扉の取っ手も拭きます。

朝晩ドライヤーを使った後に髪の毛が落ちていればティッシュを使って取り除きます。

洗面台の洗面ボウル、排水口、オーバーフロー(ボウルに空けてある穴の部分)、蛇口まわりは、毎日Jブラシと洗剤(「天使の松」)を使ってササっと掃除をしています。

 

洗面台は皮脂汚れが付きやすい場所ですが、日々の軽い掃除で落とせるので、毎日の簡単な掃除で無理なく清潔な場所を維持できているとのこと。

そのためには、掃除道具がすぐに取り出せ、戻せるということが重要なのです。

気持ちの良い洗面所を作るための、プロのアドバイス。

 

物が取り出しやすく戻しやすく、掃除がしやすい洗面所にするために、後藤先生からいくつかアドバイスがあります。

まず、物が増えてきたと感じたら、新しく買い足す前に使い切る習慣を取り入れてみましょう。

本当に必要かどうかがわかるようになります。

 

そして、掃除も収納も完璧を目指さないこと。

収納が使いにくいと感じたら、決めた定位置を変更して、自分や同居メンバーが使いやすいように変更しましょう。

掃除も、自分や同居しているメンバーがやりやすいように、やり方を変えてみましょう。


掃除は生活に取り入れて習慣化すると、汚れも落ちやすく、キレイを保つことができるようになります、と後藤先生は言います。

「例えば、朝に限らず、一日のどこかで鏡を拭くなど、一か所から心がけてみましょう。洗面所が整うにつれて、一日の流れや暮らしが自然と整っていきますよ。」

 

まずは一か所から、始めてみませんか。


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