お風呂はいつも清潔に保ちたいから。
1日の疲れを癒やし、心身ともにリラックスできるお風呂。
毎日使う場所だからこそ、いつも清潔に保っておきたいですよね。
今回はお掃除の頻度に合わせて、簡単に「パパっと」できる掃除方法と、念入りに「キチンと」する掃除の2つをお掃除のプロ大津たまみ先生に教わります。

出典:写真AC
だいたい8分の、お風呂の「パパっと掃除」の方法。
おすすめ頻度は毎日〜3日に1度です。
(※お風呂の使用頻度により異なります。)
1.浴室全体に湯をかける。

浴室全体に水、またはお湯をかけ、汚れをふやかして簡単に落とせるようにしましょう。
お湯の方が、より汚れを落としてくれますが、暑い季節は水でも十分です。
2.排水口を掃除。

排水口にたまった髪の毛やゴミを取り除きます。
ティッシュを使うと簡単に取れ、そのままくるんでゴミ箱に入れられます。
3.スポンジで汚れを落とす。

気になる場所や汚れやすい場所(浴室のスミ、給水口付近など)をスポンジでこすって汚れを落とします。
日々こまめにこの「パパっと掃除」を続けていれば、スポンジでこするだけでほとんどの汚れは落ちます。
洗剤は汚れがひどい部分にだけ使えばOKです。
4.しっかり乾燥させる。

仕上げとして、壁や床に残った水滴をバスタオルでさっと拭きあげましょう。
入浴後に体を拭いた後の、洗濯前のバスタオルを使えば一石二鳥です。
このひと手間で汚れやカビがグッと少なくなりますよ。
カビ防止のためにもしっかり拭いて、しっかり換気をして浴室内を乾燥させましょう。
パパッと掃除は最後に入った人にお願いしてみよう。
家族の中で最後にお風呂に入った人が、パパッと掃除に協力してくれると、清潔できれいなお風呂を保つことができますね。
家族と話し合って、ぜひ掃除のルールのひとつとして取り入れてみてください。

だいたい30分の、お風呂の「キチンと掃除」の方法。
おすすめ頻度は2週間~1か月に1度程度です。
(※お風呂の使用頻度により異なります。)
1.道具を準備する。
【用意するもの】
- 浴室用洗剤(ここでは「天使の松」)
- 酸素系漂白剤
- お風呂掃除用の大きなスポンジ
- マイクロファイバークロス(または布きれ)…2枚
- タオル(拭きあげ用)
- ティッシュペーパー
- キッチンペーパー
- ゴム手袋
2.天井を拭く。

浴室全体に水またはお湯をかけて汚れを落とし、ガンコなものはやわらかくします。
最初に、高い場所から掃除します。
ホコリや汚れが飛び散るので、掃除の二度手間を避けるためです。
天井や換気口、照明などの拭き掃除をします。
特に天井は汚れていないように見えますが、カビの素があることが多いです。
濡らしてしぼったマイクロファイバークロス(または布きれ)でしっかり拭きましょう。
3.排水口を掃除。

ティッシュペーパーで排水口のゴミ受けにたまった髪の毛やゴミを取り除き、まとめてごみ箱に捨てましょう。
4.洗剤を使って浴室全体を掃除。

浴室全体を洗剤で洗っていきます。
お風呂用洗剤を全体的にかけ、大きめのスポンジで掃除をします。
水洗金具や鏡なども一緒に洗います。
浴室は1度に全部を掃除しようとすると時間がかかって大変です。
浴槽、壁、床等、場所ごとにこまめに行えば、1回ずつがラクになるので、参考にしてみてください。
5.洗剤を流す。

浴室全体に水またはお湯をかけ、洗剤が残らないようにしっかり洗い流しましょう。
6.カビなどの気になる汚れを落とす。

汚れやカビが残っている場合は、漂白剤を使って落とします。
キッチンペーパーを細長くねじって「こより」を作ります。
酸素系漂白剤をパッケージの指示通りの量で水に溶かし、こよりを浸し、汚れに貼りつけます。
しばらく放置した後こよりをはがし、お湯または水で洗剤をしっかり洗い流します。
7.しっかり乾燥させる。

掃除の後は浴室内をしっかり乾燥させましょう。
使用後の大きめのタオルなどを使って浴室の壁や床の水滴をしっかり拭きあげます。
鏡や水洗金具などは乾いたマイクロファイバークロスで磨くと、プロ級の輝きに仕上がります。
基本のお風呂掃除はスポンジと水でOK!
日々心掛けるべき「パパッと掃除」と、じっくりとキレイにする「キチンと掃除」をご紹介しました。
家族や使用頻度によって異なりますが、やるべき事を整理すれば、忙しい日々の中でもメリハリをつけてお風呂掃除が可能です。
最後に大津先生からひとつアドバイス。
実は、お風呂の汚れは、スポンジと水で落ちる汚れがほとんどなんだそうです。
こまめなお掃除を心がければ、お風呂用洗剤や酸素系漂白剤はポイントで最小限に使うくらいで十分キレイになるそうです。
カビは3日くらいで発生してしまうので、まずは3日に1度の「パパッと掃除」を意識してみてくださいね。
