風呂掃除は入浴後すぐがベスト!

出典:写真AC
毎日の面倒なお風呂の掃除。
手早く終わらせるにはコツがあります。
お掃除のプロ大津たまみ先生によると、ベストタイミングは入浴後すぐ。
入浴後の浴室は高温で濡れているため、汚れが落ちやすく掃除がしやすい環境です。
さらに掃除の順番とプロならではのコツも覚えれば、毎日の風呂掃除が5つのステップで5分ほどで終えられるようになるそう。
まずは換気扇を回して、5分間の風呂掃除から始めましょう。
ステップ1 浴槽を洗う
風呂掃除は換気扇を回してから始めます。

まず、浴槽の内側を洗います。
湯を落とし、風呂用洗剤を吹きつけてやや固めのスポンジで全体を洗い、流します。
浴槽の内側の汚れは基本的には皮脂汚れなので、洗剤を使えば早く汚れを落とせます。

その後、収納棚や蛇口まわりを簡単に洗います。
このときはやわらかいスポンジを使って傷つけないようにしましょう。
プロのコツ:面積にあった道具を使う
掃除道具は掃除する場所の広さにあったものを選ぶのが掃除のプロの鉄則。
浴室は面積が広い場所が多いので掃除用スポンジ等も面が大きいものを選ぶと効率よく掃除できます。

固まったこびりつき汚れが落とせる硬めのスポンジと蛇口まわりを傷つけずに洗えるやわらかめのスポンジの両面仕様のもの、吊るせるようにヒモがついたものだと、乾かしやすく衛生的で使いやすいです。
ステップ2 カビのチェック

扉のパッキンや浴室の隅等にカビが生えていないか確認します。
見つけてしまったら余裕がある時に忘れずに早めに退治しましょう。
プロのコツ:洗剤を賢く使う
普通に掃除をしても落ちにくい汚れには積極的に洗剤を使いましょう。
生えてしまったカビにはカビ取り専用の洗剤、浴槽の皮脂汚れには風呂用洗剤を使います。
汚れ落ちの効果が高い洗剤は、掃除場所をいためないことや人体に影響がないことを確かめてから使いましょう。

「カビ対策は生える前の予防が肝心!」というのが大津先生の持論なので、定期的に「防カビくん煙剤」等を使ってカビが生えにくくするのも掃除をラクにするコツです。
浴室のカビ退治に関してはこちらもご参照ください。
ステップ3 壁などを洗い流す

浴室全体を温水で洗い流します。
浴室で1番汚れているのは壁と浴槽の外側(エプロン部分)です。
シャンプーや石けんかす、それらに溶けた皮脂が飛び散って付着しています。
乾いて固まってしまうと落としにくくなるので、乾く前に流しましょう。

壁全面に温水をかける必要はなく、シャンプー剤が飛び散っていると思われる位置を中心に流します。
椅子に座って洗う場合は腰の位置あたりまで、立って洗っている場合は頭よりやや高い位置あたりまでが目安です。
温水の後は冷水に変えて洗い流し、浴室全体の温度を下げて雑菌の繁殖を抑えます。
プロのコツ:シャワーの力を借りる

浴室の掃除にはシャワーを使うとラクになります。
温水を使って汚れを溶けやすくし、水圧を強めにして汚れを水流で押し流します。
シャンプー類を置いている棚はシャンプー容器の底と棚面の間にヌメリやカビが発生しやすいです。忘れずに毎回洗い流しましょう。
ステップ4 床を洗い流す

床に落ちた髪の毛、石けんの残りなどを流します。
温水、冷水の順で流し、床の汚れが気になったらブラシでこすります。
ステップ5 鏡をきれいにする
風呂掃除の仕上げは鏡です。
鏡に水滴が残ったまま乾燥するとウロコ状の汚れになり、落としにくくなります。
専用のアイテムを使って、水滴を残さないように掃除をします。
プロのコツ:鏡のウロコ防止にスクイージーを

大津先生イチ推しの鏡の水滴用掃除アイテムはクイージーです。
これを使って浴室を出る前に鏡の水をしっかり切れば、きれいな鏡を維持できます。
毎日5分で終えたら週末にはじっくりお掃除を
毎日の風呂掃除をできるだけラクをするためには、浴室の温度や水などを最大限活用しましょう。
汚れを落としやすい掃除道具を選ぶのもポイント。
掃除用に高水圧になる取換式のシャワーヘッドや、効率的に掃除ができるスポンジ、水切れのいいスクイージーなどがあります。家庭や自分にあった物を探してみてください。
また、週に1回は念入りに風呂掃除をしましょう。
排水口に溜まった髪の毛等を取り除いたり、排水口の中のヌメリを落としたり、カビの漂白をしたりして、スッキリとした浴室にしましょう。
ご自分のペースでバスタイムを楽しんでください。

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