段取りは片付けの基本！
片付けを効率的に行うためには段取りが重要となります。まずは基本の段取りにしっかりと時間をかけましょう！
整理収納は、気力も体力もいる大仕事です。なんとなく始めてしまうと、最後には結局収まらない物をどこかに詰めこんで終わってしまう事も…。
今回はお掃除と収納のプロである大津たまみ先生から教わった事前の準備と片付けのルールをお伝えします。
出典：写真AC
３ステップで片付けは万全！
STEP1.まずは片付けの準備から
① 睡眠はしっかりとっておきましょう。
片付けは判断の連続です。
必要か不要か。
しっかり判断するためには、頭も身体もすっきりとさせてから始めることが大事です。
② ゴミの分別方法を確認しておきましょう。
ゴミの分別方法をしっかり把握しておくことで、スピーディに不必要な物を片付けることができます。
その分じっくりと必要な物を分類、収納する時間が取れます。
③ 必要な道具を用意しましょう。
予め片付けに必要な物を揃えておくと、判断が中断されず、片付けがスムーズに進みます。
用意する道具
- 付箋
- 油性ペン
- はさみ
- 荷造り用の紐
- ガムテープ
- メジャー
- ゴミ袋
- 床を保護するシート
- 魔法のブルーシート（下記参照のこと）
これ以外に、一時的に物を入れるための紙袋、空き箱なども用意しておくと便利です。
④ 汚れてもいい服に着替えましょう。
片付け中はホコリがとても舞いやすいです。
汚れてもいい服に着替え、マスク、エプロン、頭に巻くための大きなバンダナも用意しましょう。
STEP2.魔法のブルーシートを作る
大津先生考案「魔法のブルーシート」
片付けを行う際に使う「魔法のブルーシート」を作りましょう。
作り方はとっても簡単です。
ブルーシートを1枚用意します。
漢字の「田」のように4つに区切り
「いる」
「いらない」
「迷い」
「移動」
と分類名を書き込みます。
これで完成。
あとは、ルールに沿って片付ける物を分類していくだけです。
STEP3.ルールに沿って分類する
片付けたい物を「魔法のブルーシート」の上で分類していきます。
それぞれのルールに従って分けていきましょう。
この魔法のブルーシートを使うと、物との向き合い方が見えてきます。
自分にとっての理想の物の持ち方が、少しずつ分かるようになりますよ。
「いる」ゾーンには「使っている物」だけ！
「いる」ゾーンに分類して良いのは現在使っている物と将来必ず使うことが明確な物の2種類のみです。
とにかく、“使っている物”に徹底的にこだわって選んでください。
８秒迷ったら「迷い」ゾーンへ！
「いる」か「いらない」か迷う物があります。
8秒経っても判断できないのであれば、それはすかさず「迷い」に分類しましょう。
この“8秒”がとても大切。
本当に必要な物なら一瞬で決断できるはず。
いるかいらないか迷う物にいつまでも時間をかけていても、時間がムダに過ぎてしまうだけ。
一旦「迷い」に置き、時間が経ってから決断しましょう。
この”8秒”で気持ちを切り替え、他の物の見直しをどんどん進めていきましょう。
「移動」する物はまとめましょう！
「使う物だけど、この場所で使う物ではない。」
そういう物が出てくると思います。
魔法のブルーシートに「移動」がある理由は、別の場所に移動させなければいけないものを後でまとめて動かすためです。
ひとつずつ、出てくる度に動かしていては、片付けの時間がなくなってしまいます。
移動させる物は付箋に移動先を書いて貼り、すべての分類が終わった後、まとめて移動させましょう。
「いらない」物は思い切って手放しましょう！
最後にいらない物です。
ポイントは“思い切って手放すこと！”です。
大津先生の片付けでは、いらない物の行き先は5つ考えられます。
1.捨てる
2.他の人にあげる
3.リサイクルにまわす
4.インターネットなどでオークションにかける
5.フリーマーケットに出品する
いらない物を思い切って処分する事で、本当に大事な物がわかり、それを選べるようになります。
理想のお部屋は片付けから。
今回は、実際に片付けを始めるときに必要な段取りと実際の作業についてご紹介しました。
片付ける前にちゃんと準備をしておくとで、効率よく作業を進めることができます。
片付け終わった後のすっきりとしたお部屋は、本当に気持ちがいいものです。
魔法のブルーシートを活用して、効率よく片付けをしてくださいね。
出典：写真AC
