バッグの収納問題は "使うシーン"で考えてみる!

片付けのプロが教える、バッグの収納方法。

みなさんはバッグをどう収納されていますか?

立てて?

吊るして?

収納方法に困ってクローゼットの隅にごちゃっとなっている方はいらっしゃいませんか?


バッグは形も重さもそれぞれ違いますし、自立しない物もあって、整理しづらいですよね。

お掃除と収納のプロ、大津たまみ先生に相談すると「使う目的やシーンから考えると、バッグ収納はラクになりますよ。」とのこと。

収納方法を教えていただきました。

ポイント1:いつものベストメンバーだけをセレクト。

最初に、大津先生は断言します。


「たくさんバッグがあっても、日常的に使っているのは実は3つほどだったりするんです。

そのベストメンバー3つを、取り出しやすい定位置に置きましょう!」


確かに!

大津先生がおっしゃるように、いろんなバッグを買ってみるものの、使いづらいものは段々使う回数が減っていき、クローゼットの中でお休み状態。

結局いつも同じバッグを使っていたりします。


まずはそんな、自分のベストメンバーであるバッグをピックアップして、置き場所を決めましょう。

バッグは立てると出し入れがしやすく、型崩れもしにくくなります。ブックエンドなどを使って自立させましょう。


“3つ”と決めてしまえば、気分によって入れ替えられますし、ゴチャつきも解消!

お気に入りのバッグはクローゼットから出して、見せる収納にしてもいいですね。


ポイント2:一緒に使うものの中にしまう。

あまり使わないけど場所を取るバッグと言えば、旅行用のバッグやポーチ。


大津先生は「季節もののバッグや旅行バッグのように用途が限られているものは、夏用、旅行用などとまとめ、その中で一番大きいバッグの中に入れていきましょう。バッグ・イン・バッグです♪」と、ご自分の旅行用キャリーケースでやり方を見せてくださいました。


衣類を整理するポーチ、旅先で使うリュック、1泊用のボストンバッグなど、旅行用のものをどんどん入れていき、フタをして完了!

大きなバッグの中に入れてしまえば、省スペースになるだけでなく、使う時に必要なものがすべて一緒に出せるので一石二鳥です。


全部のバッグをまとめてではなく、使うシーン別でまとめるのがポイントですね。


ポイント3:フォーマルバッグはセットを作って別の場所へ。

頻繁には使わないフォーマルバッグは型崩れしないようにきちんと収納したいものです。


「私の冠婚葬祭用のフォーマルバッグは服と一緒のハンガーにかけて、靴も一緒にして、別の場所にしまってあります。」

大津先生はご自分の“冠婚葬祭用セット”を見せてくださいました。


確かに、急に必要になることが多いフォーマルは1か所にまとまっていると便利。

「ふくさやお数珠、不祝儀袋、ハンカチなど、必要なもの一式をあらかじめバッグに入れておくと、いざという時に慌てません。」


バッグはバッグ用の場所に収納する、と縛られなくてもいいんですね。

バッグは厳選して楽しみましょう。


最後に大津先生からのアドバイスです。


「買ったものの使わなくなってきたバッグは、壊れていたり傷んでいたりしていない限り、なかなか捨てることができませんよね。迷っているのであれば、半年間と期限を決めて別の場所に保管しておきましょう。

本当に必要なバッグか手放した方がいいのか判断しやすくなります。

最近はバッグをレンタルできるインターネットのサービスもあります。

一定期間借りて返すシステムなので、バッグが増えて困っている方は一度試してみるのもおすすめですよ。」