ホコリ掃除を効率的にする、掃除のプロの道具の選び方。
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多くの人の頭を悩ませる家の中のホコリ。
お掃除のプロ大津たまみ先生も「ホコリを全部無くすことは不可能です」と語るように、私たちの暮らしからホコリを無くすことはできません。
ホコリ掃除からも逃げることができません。
家庭でのホコリ掃除としては、水拭きや乾拭き、ハンディモップでサッと拭くこと等が浮かびますが、大津先生のおすすめは乾拭きやハンディモップを使うこと。
お掃除の原則に、乾いた汚れは乾いた状態で取り除く、というものがあります。
乾いた汚れのホコリは、まずは乾いた状態のまま拭き取ったり払ったりしましょう。
最初から水拭きをすると、ホコリを取り切れずに拭いた後に汚れとして残りがちなのだそうです。
一般的によく使われているハンディモップは、掃除のプロも使う手軽な掃除道具です。
加えてプロは「毛はたき」も愛用。掃除場所に応じて使い分けているそうです。
ハンディモップは静電気の力でホコリを吸着して取る道具で、毛はたきはホコリを払う道具です。
大津先生にそれぞれの違いを教わって、その場所にふさわしい道具でホコリ掃除をしていきましょう。
さまざまなホコリ用の掃除道具
静電気で吸着するタイプのホコリ取りの使い方。
ホコリ用の掃除道具の中でなじみが深いのは、ハンディモップに代表されるような静電気を使ってホコリ等を吸着するタイプではないでしょうか。
素材はポリエステルやナイロン等の化学繊維が多く、摩擦によって静電気を発生させ、細かなホコリやチリを引き寄せ吸着します。
繊維が非常に細かいため、微細なゴミや髪の毛等もキャッチできます。
静電気吸着タイプにおすすめの掃除場所。
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静電気でホコリを吸着するという特性を生かして、テレビやパソコン等の電化製品まわりの掃除がおすすめです。
ホコリが舞いにくくなるので、冷蔵庫の上や照明器具、家具の上、壁や巾木(はばき)等、高い場所のホコリ取りにも適しています。
使う時は軽くなでるように動かします。
静電気吸着タイプのメリット。
なでながらホコリを吸着させるので、空気中にホコリが舞い上がりにくいです。
水や洗剤を使わずに掃除ができるため、お掃除自体がラクになります。
使い捨てタイプのシートを使う場合は、掃除後の掃除道具のお手入れも簡単で、しかも衛生的。
一方で、リビングに置いておいても違和感がないようなデザイン性で、長く使える物もあります。
大津先生が最近注目しているのが、吸着した汚れを取り除いて繰り返し使うタイプ。
ケースの内側にクリーニング用のスポンジがあり、モップをケースに抜き差しすることで付着したホコリ等を落とし、キレイにできる仕組みです。
使うたびにシートを交換したり、水洗いせずに掃除道具がキレイになります。
気を付けたいこと。
湿度が高い環境では静電気が発生しにくくなり、ホコリの吸着が弱くなります。
使い続けると吸着力が落ちていくため、使い捨てタイプは適宜交換し、そうでないものはホコリがたまったら軽くはたいて汚れを落とすようにしましょう。
毛はたきタイプのホコリ取りの使い方。
「毛はたき」は掃除のプロにも愛用者が多い道具です。
羽根独特のやわらかな動きで、ホコリを舞い上げずに、やさしく静かに払い落とします。
静電気がほとんど発生しないので、ホコリはあまり吸着しません。
こちらは大津先生が公私に渡って愛用している「のびる!天使の毛はたき」です。
ダチョウや七面鳥等の天然羽根を使用し、職人が1本ずつ手作りしています。
中央の白い羽根と外側の赤い羽根が反対方向に巻かれているので、羽根抜けがしにくくなっています。
持ち手部分が伸縮し、高い所の掃除もラクにできます。
毛はたきにおすすめの掃除場所。
細かくてやわらかい毛はたきは、陶器、ガラス製品を始め形が複雑な物や繊細な物の掃除に適しています。
ピアノや観葉植物、照明器具の上等も傷つけたくないので毛はたきを使いますし、柄を伸ばして隙間や高所等、他の道具では届きにくい場所の掃除も可能です。
家事代行の業務では、仏壇や神棚のように大切に扱われている場所を丁寧に掃除する際にも活用されているそうです。
使う際は表面を優しくなでるように動かしてホコリを払います。
ただし、カーテンや布製品の上のホコリは軽く叩くようにすると落としやすくなるそうです。
毛はたきのメリット。
羽根がやわらかい毛はたきは傷を付けにくいので、デリケートな物の掃除に適しています。
デコボコとした部分や細かい場所にも羽根の先が届いてホコリを取り除きます。
耐久性がある物を選べば、使ううちに手になじみ、自分の道具として愛着もわいてきて、長く使い続けることができます。
気を付けたいこと。
羽根は濡れると変形したり、縮れたりするため、水洗いは厳禁です。
使用後は屋外で軽くはたいたり、くるくる回してホコリを落としましょう。
収納の際は羽根を上にして立て、羽根がつぶれないようにします。
保管場所は日陰で風通しの良い場所が良いでしょう。
なお、使い始めの頃は羽根が抜けることがあることを覚えておきましょう。
あなたの家にはどのホコリ取りが合っていますか?
ひと口にホコリ用の掃除道具と言っても種類はさまざまです。
ご紹介したように、ホコリを吸着させるか払い落とすか、使い捨てか長く使うか。
他にも、掃除のしやすさやどんな物や場所に使いたいか等、検討項目は意外に多いものです。
ご家庭の環境を考えて、しっくりくる物を探してみてくださいね。
汚れと自分に合った道具を選ぶことで、ホコリ掃除がラクになったり、ひょっとしたら楽しくなることもあるかもしれません。