大掃除で見落としがちなリビングの壁・天井etc…ラクラクお掃除法

見落としがちな壁や天井の汚れにも挑戦。

年の瀬になり、大掃除に取り掛かる方も多いのではないでしょうか。

普段のお掃除ではなかなか手が届かない、見落としがちな場所もこの機会にキレイにしておきましょう。


掃除のプロ大津たまみ先生に、普段は取り切れていない場所の掃除方法を教わります。

見落としがちな壁や天井の汚れにも挑戦。

出典:写真AC

今すぐできる!プロが見逃さないリビングのお掃除ポイント3か所。

お掃除のプロが気を使うリビングのお掃除場所が3箇所あります。


  1. ドアノブ
  2. 壁の下の巾木(はばき)
  3. スイッチプレート


これらの3箇所は意外とホコリがたまっていたり汚れているのですが、暮らしている人は気がつかない事が多いです。

ただ、お客様からはよく気がつく場所です。


すぐに対策ができる場所なので、ポイントを押さえてササッとキレイにしましょう。


【ドアノブ】

ドアノブについた手アカは、マイクロファイバークロスをしっかり絞り、重曹水(水、もしくは42℃前後のお湯100mlに重曹小さじ1を溶いたもの)をつけて拭きましょう。

乾拭きをして磨き上げればピカピカになります。


ドアノブの周りも汚れていることが多いので、同じ要領で一緒に拭いてしまいましょう。




【壁の下の巾木(はばき)】

壁と床の間にある巾木はホコリを始め、汚れがたまりやすい場所です。

まずはホコリを取り除いた後、歯ブラシに中性洗剤をつけ、汚れが目立つ部分をこすります。

水拭きをしてしっかり洗剤を拭き取り、乾拭きをしてください。


※巾木の素材によっては洗剤が使えない場合があります。使用が可能か確認し、目立たない場所で試してから行ってください。


【スイッチプレート】

照明のスイッチプレートも手アカがたくさんついている場所です。

重曹水をつけて固く絞った雑巾で拭きましょう。

細かい凹凸が多いので、綿棒に重曹水をつけてこするのもおすすめです。


掃除の最後に、洗濯用の柔軟剤をキッチンペーパー等につけて拭くとコーティングになり、この後汚れがつきにくくなります。

もう見ないふりをしない、“あの場所”の掃除方法。

壁の「手あか」は消す・隠す。

照明のスイッチプレートはまわりの壁も手アカで汚れやすいです。

汚れがひどくなると手アカ(皮脂)が酸化して黄ばんでくるので、そうなる前に汚れを落としておきましょう。


使うのは「消しゴム」です。

軽くこするだけで簡単に手アカ汚れを落とせます。


消しゴムでは落とせないようなひどい汚れになってしまった場合は、ウォールステッカーを貼って隠してしまうのももう一つの方法。

部屋のアクセントにもなります。

天井の汚れは床用粘着クリーナーでコロコロ。

見過ごしがちですが、意外に汚れやすいのが天井。調理中の油とほこりが舞い上がって付着し、油汚れになってこびりついています。

放っておくとやがてシミになり、このシミが更に進行してしまうと、もう元の状態に戻すのは難しく、最後はリフォームで対処することに…。


そうなる前に、こまめに汚れを落としましょう。

使うのは「床用の粘着クリーナー」です。

カーペット用のものに比べて粘着力が弱いので、壁紙をはがしたり傷つけたりすることなく、狙ったホコリや油汚れだけを落とせます。

柄が長いので脚立等に乗らなくても天井に届きますし、隅の汚れまでしっかり取ることができます。

照明器具をお手入れして明るいまま節電。

照明器具や傘部分はホコリを払うだけではなかなかキレイになりません。

1年間照明器具の掃除を怠ると、それだけで明るさが減ってしまう事をご存知ですか?

大津先生調べによると、普通のリビングでは20%、キッチンなら40%も明るさに違いが生まれると言われています。

節電もかねて、しっかり照明器具を掃除しましょう。


まずは乾拭きをします。

古くなった靴下を手にはめてカーブに沿って拭きます。

静電気でほこりや軽い汚れを落とします。


それでも取れない汚れには、中性洗剤を薄く溶かした液に靴下を装着したままの手先を少しつけ、拭きます。


最後には、雑巾等でしっかり水拭きをし、乾拭きをして仕上げます。

洗剤が残ったままだと思わぬ黄ばみの原因になります。

必ず水拭きをしてしっかり拭き取りましょう。

すき間のホコリは“受ける”。

リビングやキッチンでは家具と家具、家具と壁のすき間にたまってしまうホコリが気になります。

ためたくないですよね。


このような場所には「ホコリ受け」を置いて掃除をラクにするのもプロのアイディア。

家具と壁などの狭いすき間に包装紙を置きます。

すき間に合わせて折り、差し込みます。

これだけです。

ホコリがたまったら引き出して払い、再び差しこみます。


広いすき間には空き箱を「ホコリ受け」にするのもおススメです。

どちらにしても、ホコリはこまめに払う習慣が大切ですが、掃除のしづらいすき間には“ホコリを受ける”アイディアを取り入れて掃除をラクにしてくださいね。

プロの技で、すっきりキレイに!

いつもはやらない場所のお掃除も、大掃除ともなれば気合いを入れてお掃除したくなりますよね。そんな時は、プロの技を見習ってすっきりキレイにしましょう!気持ちのよいリビングで家族と団らんの時間をお過ごしください♪

プロの技で、すっきりキレイに!

出典:写真AC