毎日のシンク掃除を時短でピカピカに仕上げるプロのコツ
シンク掃除、どうしていますか?
お掃除のプロ大津たまみ先生は
「毎日のことだから、手早く簡単に終わらせたいですよね。そのためには掃除の順番とちょっとしたコツが大切です」
と言います。
大津先生流のシンク掃除の3つのコツがあります。
- シンクの掃除の前に「水養生(みずようじょう)」を徹底する。
- スポンジを食器用と掃除用とで使い分ける。
- 最後に水滴を残さずに拭き上げる。
掃除のプロの掃除手順と短時間でピカピカに仕上げる方法を紹介します。
お掃除の前に。使い始めに「水養生」を!
シンクは使い始める前に全体に水をかけましょう。
シンク掃除をラクにするコツは、事前にシンクを汚れにくい状態にすること。
大津先生始めお掃除のプロは調理や片づけの前に「水養生(みずようじょう)」を行います。
シンクをあらかじめ濡らしておくことで水がステンレスの上に膜を張り、汚れが水に溶けたり浮いたりしてステンレスに直接付着せず、使用後の掃除がラクになります。
手順1. 蛇口まわりを洗う
最初に、蛇口まわりの汚れを落とします。
やわらかいスポンジやブラシを使い、蛇口まわりのヌメリ、水あか、カルキ汚れ等を落とします。
シンク掃除用のスポンジを用意して使い分ける
食器洗い用とは別にシンク掃除専用のスポンジを用意します。
大津先生のおススメは場所や汚れによって使い分けができるようにやわらかい面と固い面の両面があるもの。
厚みはあまりないものが掃除がしやすく、乾くのも早いので衛生的に使えておススメだそうです。
「水養生」をしておけば汚れはひどくなりにくいので、通常は洗剤を使わず水とスポンジだけできれいになります。
汚れがひどい時だけ食器洗い用の中性洗剤を使うとよいそうです。
手順2. シンクを洗う
続いてシンクの中を洗います。
シンクの底の部分は固めのスポンジを使い、ステンレスの目に沿って洗います。
ステンレスを傷つけないように力を入れずに洗う人が多いようですが、それでは汚れを落としきれません。
スポンジを一定方向に動かせば、力を入れても傷がつきにくく、汚れも落ちます。
シンクの四隅には特に汚れが溜まりやすいので、同じくスポンジの固い部分を使って、力を入れて洗います。
汚れがひどければ中性洗剤を使いましょう。
シンクをしっかり洗うことで雑菌の繁殖を抑え、食中毒等の予防にもつながります。
シンクの洗い方の詳しい方法についてはこちらもご参照ください。
次に排水口を洗います。
ゴミ受けの網は野菜クズ等を取り除き、ブラシ等で汚れを落とします。
手順3. 排水口を洗う
網の下にあるトラップ部分の掃除は週に1回ほど掃除をしましょう。
どちらを洗う時もコシがあって幅が広い掃除用ブラシを使うと掃除がラクになります。
手順4. 仕上げに水滴を拭き取る
最後にシンクの水滴を拭き上げて完了です。
大津先生は「水滴大敵!拭き上げ命★」と言い切ります。
シンク掃除で一番大切なのはシンクに水滴を残さずに拭き上げること。
水滴をそのままにしておくと、カビや雑菌が繁殖したりカルキ汚れやヌメリの元になります。
吸水性が高いマイクロファイバークロスを使って、蛇口やシンクの水滴を一滴残らずしっかり拭き上げるのがコツです。
一滴残らず拭き取ることで、シンクが汚れにくくなり、掃除もラクになります。
気持ちのいいシンクを簡単に
毎回ていねいにシンクの掃除するのは大変だと思うかもしれません。
でも、汚れにくい工夫と、効率のよい掃除の仕方を知って習慣にしてしまえば、シンク掃除はそんなに大変ではなくなります。
カビや雑菌が気になる季節、お掃除のプロならではの手順と掃除道具をヒントに清潔なキッチンにしましょう。