“効率よく“キレイにするポイントを場所別にご紹介。
「近くに寄ったから遊びに行っていい?」と突然の電話。
掃除や片付けが行き届いていなくて焦ったことはありませんか?
大丈夫です。
実は、家に遊びに来た人が過ごす場所は限られています。
ポイントを3つに絞り、お客様に「いつもきれいにされているのね」と好印象を持ってもらえるような掃除のコツを、掃除と収納のプロ大津たまみ先生に教わります。
焦らずにパパっと掃除をしてしまいましょう。
①「玄関」:お客様の目にとまりやすい玄関先の鏡をキレイにすればOK!
玄関はお客様が最初に目にして、第一印象が決まる場所。
鏡がある家は、鏡のキレイさで大きく印象が変わります。
用意する物
- 重曹水スプレー(水100mlに重曹小さじ1を溶かしてスプレー容器にいれたもの)
- マイクロファイバークロス 1枚
- ぞうきん 2枚
- 重曹水をぞうきんに噴きつけ、鏡を拭いていきます。汚れのひどいところは少し力を入れて拭き上げましょう。
- 濡らしたぞうきんを絞り、重曹水が残らないように拭きとります。
- 乾いたマイクロファイバークロスで拭き上げます。
※マイクロファイバークロスは繊維が細かく、糸くず等を残さず絡めとる為、ガラスなどがピカピカに仕上がります。鏡の仕上げ拭きにはぴったりです。
鏡がない場合は、手アカ汚れが気になるドアノブとそのまわりに重曹水を噴きつけ、マイクロファイバークロスで拭きましょう。
②「トイレ」:トイレットペーパーなら、拭いたらすぐに捨てられて便利
トイレはお客様が最も気になって、チェックも厳しくなる場所。
尿ハネやホコリで汚れやすい場所だけに、便器だけでなく床も清潔にしましょう!
用意する物
- クエン酸水スプレー(水100mlにクエン酸小さじ1/2を溶かし、スプレー容器にいれたもの)
- マイクロファイバークロス 1枚
- トイレットペーパー
- 便器の内側にクエン酸水をスプレーし、トイレブラシでこすります。
- 手洗い部分の水栓金具や便座、便器の外側にクエン酸水をスプレーし、トイレットペーパーで拭きます。
- 床のホコリは別のトイレットペーパーで軽く取り除き、クエン酸水を床にスプレーしてトイレットペーパーで拭きます。
拭き掃除の順番は、手洗い部分→便座周り→便器外側→床です。上から下へと拭きましょう。
女性の場合便座を上げる機会が少なく気づきにくいのですが、便座の裏は汚れやすい場所です。便座を上げて汚れを拭きとりましょう。
普段はぞうきんやマイクロファイバークロスを使いますが、トイレットペーパーを使えば掃除の後は捨てるだけ。
短時間で掃除が終わります。
③「リビング」:ドライシートとお手拭きで、パパっとホコリ取り!
一番長い時間を過ごすリビングは、お客様の印象に残りやすい場所です。
目立つホコリを集中的に取り除きます。
用意するもの
- フローリング掃除などで使うドライシート 1枚
- コンビニ等でもらったお手拭き 1枚
※事前にテレビやパソコンの取扱説明書を確認し、説明書に従ってお掃除してください。
- ドライシートでテレビやパソコン等、特に目立つホコリを取り除きます。
- 手アカが目立つ場所は、コンビニ等でもらったお手拭きを使って拭き取ります。
コンビニ等でもらえるお手拭きにはアルコールが含まれていることが少ないです。これを使えば、素材を傷めることなく時短で掃除ができます。
テレビやパソコンの電源が切れていて真っ暗な状態だと、表面などのホコリが目立ちます。
ササッと拭いて、キレイにするのがポイントです。
慌てずに、ポイントを絞ったお掃除をしましょう。
これら3か所に絞ると、トータル30分で掃除が可能です。
突然の来客に慌てて掃除を始めるのではなく、まずはお客様視点で家をチェックすることからスタートします。
お客様になったつもりで自分の家をチェック。
どの場所を通り、どこに目がいきそうか、どこの汚れが気になるか、しっかりと見極めてから、ポイントを絞って掃除をしましょう。
普段から、季節によって飾る物を変えたりすると、頻繁に遊びに来られる方にも変化を楽しんでもらえる空間作りができますね。
急なお客様にも「ステキなお宅ね」と言われるよう、慌てずにパパっと掃除をしていきましょう。