“予防清掃“で掃除を楽に!8分でできる対策とは?

お掃除ラクチン!自分でできる予防清掃。

「お掃除が嫌い・・・。」

「忙しくてなかなかお掃除ができない・・・。」


そんなあなたでも「8分」なら楽しくお掃除してみようと思いませんか?


お掃除と収納のプロである大津たまみ先生に教わった「8分」で簡単にできるお掃除テクをお届けします。


今回は、汚れる前に汚れを予防する「予防清掃」をご紹介。

掃除は汚れた場所をキレイにすること。

でも、どうせなら掃除の回数や大変さを減らしたいですよね。

そのために、汚れないように予防をしながら掃除をする方法を「予防清掃」といいます。

ぜひいつものお掃除にプラスしてみてください。

お掃除ラクチン!自分でできる予防清掃。

出典:写真AC

① とっても簡単!お風呂・キッチンのゴム部分の予防清掃。


お風呂やキッチンで、壁などのつなぎ目にあるゴム部分を“コーキング”と言います。

このコーキング部分はどうしてもカビや汚れがつきやすく、一度ついてしまうとなかなか落としにくい場所です。

ここをキレイに保つには、ろうそくを使うのがおすすめです。



<用意する物>


  • エタノール
  • ろうそく

1)お風呂やキッチンのゴム部分(コーキング部分)を掃除します。

エタノールを使って除菌をしておくとさらに良いです。


2)その上に直接ろうそくを塗ります。

清潔になったコーキング部分の上にろうそくを塗ることで、汚れをはじくようになります。


このひと手間でカビや汚れがつきにくくなります。

②汚れも雑菌も撃退!キッチンを熱湯でささっと消毒。


キッチンのシンクまわりはどうしても汚れが残りやすい場所です。

しっかり除菌したいけど、強い洗剤類は使いたくない。そんな方にオススメの方法です。

1)シンクまわりを中性洗剤で掃除します。


写真の矢印部分は特に汚れがたまりやすい場所ですので、毎日の食器洗いの後に合わせて掃除ができると良いですね。


シンクや排水口の掃除方法はこちらのコラムを参照ください。


毎日のシンク掃除を時短でピカピカに仕上げるプロのコツ

2)熱湯をかけ、シンク全体を消毒をします。


シンクだけでなく、先ほど掃除をした場所やまな板、排水口の部品などにも熱湯をかけて同時に消毒しましょう。


※熱湯を使う際はヤケドにご注意ください。

3)最後にマイクロファイバークロス等の吸水性の高い布を使ってシンクの水滴を拭き取ります。


水分をきっちり取り除くことで、シンクが清潔に保たれるのはもちろん、ステンレスに発生するサビ等も防げます。

③ 洗面所とトイレをピカピカに!簡単コーティング。


洗面所やトイレの手洗い部分など、毎日使う場所には水アカがたまりやすいです。

掃除を少しでもラクにするために、身近なものを使ってできるコーティング方法を紹介します。



<用意する物>


  • 髪用のリンス剤(シリコン入り)
  • 乾いた布

1)トイレの手洗い場所や洗面所を掃除します。

トイレの水タンクの掃除方法、洗面台の掃除方法はそれぞれこちらのコラムを参照ください。


トイレ掃除をさぼりがちなあなたへ!たった8分でできるココだけお掃除


洗面台がピカピカに!意外と知らないラクラクお掃除法を大公開!

2)髪用のリンス剤を清潔で乾いた布につけ、手洗いボウルや洗面ボウルに塗りつけます。


この時に使うリンス剤は必ず「シリコン入り」の物にしてください。

リンス剤に含まれるシリコンが汚れをつきにくくしてくれます。


ただ、トイレの水を流すたびに一緒に流れていきますので、ある程度の予防効果はありますが、長期間汚れを防止するものではありません。

効果を持続させるためには、定期的に塗布を繰り返してください。

こんな場所にも予防清掃。

掃除がラクになる予防清掃は気付かないうちに暮らしの中に取り入れられています。


床にかけるワックスなどは一番の予防清掃と言えます。

ワックスをしっかりかけておくことで汚れがつきにくくなり、汚れたとしても取りのぞきやすくなっています。


他にも、あらかじめ防汚効果のあるコーティングがされたトイレがあったり、汚れをつきにくくする洗剤があったりと、様々な商品が開発されています。


既存のトイレや浴室に汚れ防止のためのコーティングを塗布するサービスも出てきていますし、そのコーティング剤にも除菌や防臭などの触媒効果がある優れた物が登場しています。

これを頼らない手はありません。


賢く選択して、日々の掃除を楽しくラクにしていってくださいね。

こんな場所にも予防清掃。

出典:写真AC