収納や片付けが苦手な人でも大丈夫♪
世界を基準にした場合、日本は”片付いていない食器棚”ワースト3に入る国です。
理由として、日本食は季節を取り入れて器を使い分ける文化があるため、使用する食器が多くなってしまうから、と言われています。
食器がどんどん増えて、収納場所が追いつかず、なかなか片付かないキッチン・・・。
そんな悩みを、家事のプロの大津たまみ先生から教わり、片付けの苦手な人でもチャレンジしやすい整理方法をお伝えします。
食器の整理法
毎日使っている食器。
お気入りの食器をあなたはどれくらい持っていますか?
新しく食器を購入した時や頂き物を開封する時に、まず現在使用していない食器を、新しく追加する食器の数以上に処分することを心掛けましょう。
食器棚の総面積から考えられる適量を意識して収納をすることが大切になります。
まずは必要な食器に絞る
食器を4分類に従って分ける
はじめに、食器を食器棚から出して4分類(いる・いらない・迷い・移動)に分けましょう。
ライフスタイルに合った収納になるように、本当に使うと決めたものだけを厳選していきましょう!
食器を3つにカテゴリー分けする
必要な食器だけに絞れたら、「いる」に分類した食器をさらに3つのカテゴリーに分けます。
どのカテゴリーに分類されている食器なのかを、下記に沿って大体でいいので分けていきましょう。
- よく使っている:食器日常的に使用している食器です。家族の数だけ持つようにしましょう。
- お客様用食器:お客様がいらっしゃったときにお出しする食器です。
- ストック食器:家族の人数分以上の食器や、今は使用していないけど将来使用したいと考えている食器。引出物などいただき物の食器はこのカテゴリーに分類します。
実は、お客様がこられた時に使いたいと思っている食器と、普段使う食器のボーダーラインがあいまいなことが多くあります。
来客の頻度と人数、用途(食事?お茶?など)を考えて食器の必要数を考えてみてください。お客様用として必要なくなったおしゃれでかわいい食器は、思い切って普段使い用に分類してしまいましょう♪
使用頻度の高い食器は、使いやすい高さに収納する
普段使い用で、さらに使用頻度が高い食器は収納場所の高さを意識して収納すると使いやすくなります。
床から高さ75cmから135cmまでに収めることを意識しましょう。
では早速、以下の3つの方法で整理していきましょう。
Point 1. 食器の収納は戻しやすさが命!
食器棚の収納で大切なのは、食器の取り出しやすさよりも戻しやすさ。
居酒屋など飲食店では、使用頻度の高い食器はテキパキスペース(床から高さ75㎝~135㎝)内に収納されていることが多いようです。
食器と食器との間のスペースは、指1本分ぐらい空けてくださいね。
Point 2. 違う形の食器は重ねない!
同じ形の食器や、別々の大きさでもスタッキングしやすく作られている食器なら問題ありませんが、違う形の食器は重ねると取り出しにくく、戻しにくくなります。
コの字ラックを利用すれば上下2段に収納でき、スペースの無駄がなく、取り出しやすくなって便利ですよ!
Point 3. 食器を厳選する時は迷いもO.K☆
食器棚に収納された食器の中に、ほとんど使っていない食器はありませんか。欠けていたり痛んではいないけど、使い心地が悪かったり…でもデザインが気に入っているので捨てられない…
そんな食器は最初の4分類の「迷い」に分類します。「迷い箱」を作って半年間入れておきましょう!迷う期間を限定すれば、本当に必要な食器なのかいらない食器なのかが明確になります。
食器を整理して使いやすいキッチンに
いかがでしたか?
食器棚の収納をきちんと整理すると使い勝手がよくなり準備もはかどります。家族が食事の用意を手伝ってくれることもあるかも!
多くの食器を持つのではなく、必要な食器を大切に使っていくことを大事にしましょう。