きれいに掃除した玄関で、気持ちよく暮らしませんか。
家を出る時も帰ってきた時も、お客様を迎える時も、玄関がきれいだと気持ちがいいですよね。
それが新しいことを始めたり、頑張ることが多い季節ならなおさら。
4月は玄関の掃除方法を見直してみませんか?
お掃除のプロ、大津たまみ先生に簡単に取り組める玄関掃除の方法と、プロならではのコツやポイントを教わります。
玄関をきれいにして、家の中に気持ちのいい空気を呼び込みましょう。
「きれいに見える」が大事な玄関。
玄関は家に入った全員が最初に目にする場所です。
掃除が行き届いていることも大事ですが、整ってきれいに見えることも重要だと大津先生は言います。
そのために心がけたいポイントがいくつかあります。
①玄関の空間、棚の上などに物を飾る場合は、その場所の2割までに厳選しましょう。
②「ちょい置き」をやめましょう。
郵便物や鍵などを一瞬だけ、すぐ片付けるつもりで置きがちですが、一度ちょい置き始めたら最後、あっという間に物置場所になって玄関がゴチャつき始めます。
③鏡を置いてみましょう。
玄関は狭さや暗さを感じがち。鏡を使って空間を広く見せましょう。
出かける前の身だしなみチェックもできます。
そして、大津先生が元も重要だと考えるのが玄関のニオイ対策です。
よそのお宅に伺った時一番気になるのは、その家独特のニオイではありませんか?
大津先生は玄関に重曹を置いて消臭を行いながら、掃除後にアロマオイルを垂らして、気持ちよい空間づくりを心掛けています。
来客がある時は少し前から香りを漂わせておくのもいいですね。
基本の玄関の掃除方法。
玄関の掃除場所と言うと、床(たたき)、扉、靴箱、靴箱の上、傘立て、家によっては窓などがあります。
その中でもこまめに行いたいのが、床の掃除です。
玄関の主な汚れは土や砂、ホコリ、カビ、花粉等。
靴の裏について玄関に入ってきて床に落ちることが多いです。
つまり、床を重点的に掃除することで玄関の中でも気になる汚れを取り除けるというわけです。
玄関の床掃除の方法。
床に置いてあるものをどけ、なるべく何もない状態にします。
可能であれば換気をします。
ほうきとちりとりを使って、床の上の乾いた汚れを取りのぞきます。
週に1回床掃除をしていれば、基本的には気持ちよい玄関をキープできます。
棚や扉のホコリや汚れが気になる時は、掃き掃除の前にハンディモップやハケを使ってホコリを落としましょう。
掃き掃除で落とせなかった汚れは、お湯で濡らしたぼろ布で拭いて汚れを落とし、仕上げに乾いた布で拭きます。
玄関の床材に使われている素材は洗剤が残りやすいものが多いので、できるだけ洗剤を使わないのが良いそうです。
重曹も床材を傷つけたり、洗剤が残って白くなる恐れがあるので使うのを避けましょう。
玄関に水は流さない。
玄関掃除はホースやバケツで水を流すものと思いがちですが、実は不要。
玄関は水はけが悪かったり、乾きにくい場所。
湿った状態が続くと玄関の床材を傷める原因にもなるので、水を流すのは避ける方が良いのだそうです。
毎日行いたい、ドアノブの掃除。
そんな中でも毎日行いたいのが、玄関のドアノブの掃除。
コロナ禍で除菌を意識されている方も多いと思います。
キッチンペーパーに消毒用のエタノールを吹きつけてドアノブや鍵の部分など、人が触れる場所の汚れをしっかり拭き取りましょう。
玄関の外の掃除も忘れずに。
玄関掃除で見落としがちなのが、玄関の外の掃除、と大津先生は指摘。
お客様が家に入る前に必ず目にする場所なので、定期的に掃除をしましょう。
集合住宅でも、共用部以外の自分の部屋の前はきれいにしたいですね。
掃除をする場所は、お客様の目につく場所。
床、インターフォン、扉などです。
床はほうきで掃き、インターフォンや扉などは拭き掃除をします。
インターフォンは凹凸が多いので、ブラシを使ってたまった汚れを落としましょう。
こまめなお掃除で気持ちよい暮らしを。
玄関の掃き掃除は週1回のペースで行っていると、汚れがたまり過ぎることがないようです。
たたきの拭き掃除や靴箱、家の外の掃除は、汚れ具合にもよりますが、月1回を目安に行うと気持ちよく過ごせるそうです。
月に一度の掃除の時に他に汚れが気になる場所がないかも確認。
特に梅雨時は傘立ての中の掃除を行いましょう。
定期的な掃除に、気になった場所の掃除をプラスするようにすると、きれいな玄関をキープできそうです。
家の顔ともいわれる玄関。
簡単にお掃除をして、気持ちよく暮らしてくださいね。