ベランダの掃除が後回しになっていませんか。
ベランダのお掃除方法がわからない。
すぐに汚れるからベランダは掃除をしたくない。
そんな方はいらっしゃいませんか?
お掃除のプロ大津たまみ先生によると、ベランダの汚れの原因は雨や風に乗って運ばれてきた土ぼこり、砂ぼこり、排気ガス、落ち葉、ゴミなど。鳥のフンや虫の死骸で汚れていることもあります。
これらが一緒になったり、濡れたり、濡れて乾いて固まったりするとどんどん落ちにくい汚れになっていきます。
そうなると掃除も億劫になって、後回しになっていきます。
「ベランダも家の一部です!しっかりお掃除をして気持ちよく過ごししましょう」という大津先生に、ベランダ掃除の方法とポイントを教わります。
ベランダ掃除を始める前に確認を!
ベランダの掃除をする前に確認することがあります。
ご自宅のベランダは水が流せるタイプですか?
流せないタイプですか?
ベランダは水を流して掃除をしたい場所ですが、水を流せるかどうかによって掃除方法が異なります。
ベランダに排水口があるかどうか。
排水口の先がパイプにつながっていて、ほかの住宅等を汚さずに排水ができるかを確認してください。
賃貸住宅にお住まいでわからない方は、一度管理会社に確認してから掃除をしてください。
ベランダ掃除で使うもの
今回のベランダ掃除には以下のものを使います。
・菜箸(捨ててもよいもの)
・古布(捨ててもよい布やタオル)
・空のペットボトル
・ほうき
・ちりとり
・デッキブラシ
・重曹水
・メラミンスポンジ
ベランダ掃除の順番とポイント
①排水口のつまりをチェック!
最初に、水を流す排水口が詰まっていないか確認します。
いらない菜箸を使って排水口にたまったゴミを取り除きます。
ここにはゴミや枯れ葉、虫の死骸などが集まってくることが多いです。
排水口が詰まると水が流れませんし、雨水等が逆流してベランダが水浸しになる恐れもあります。
次に、菜箸に捨ててもいい布を巻きつけ、排水口の奥に詰まった泥汚れなどを崩したり、取り除きます。
最後に水を流して、詰まりの原因となっていたものを流しましょう。
空のペットボトルに水を入れたものを用意して、水をかけながら作業するのがラクです。
②ほうきで掃く
ベランダに飛んできた大小さまざまなゴミは、ほうきとちりとりを使って取り除きます。
プラスチック製のほうきだと、汚れた場合でも掃除後に洗えるのでおすすめです。
③デッキブラシで固まった汚れを落とす
ほうきだけでは取り除けなかった汚れ、固まってしまった汚れは、ベランダに水を流してデッキブラシでこすって落とします。
それでも落ちない汚れには重曹水をスプレーし、水をたっぷり含ませたメラミンスポンジでこすり洗いをします。
重曹の成分が残らないように、仕上げにしっかり水を流しましょう。
水が流せないタイプのベランダ掃除
水が流せないベランダの場合は、排水口の掃除とほうきで掃くまでは一緒ですが、水を流す代わりに新聞紙を使います。
ちぎって丸めた新聞紙に水を含ませ、ベランダに置き、ほうきで掃き集めます。
細かいチリやホコリを濡れた新聞紙に吸着させます。
ガンコな汚れは、重曹水をスプレーしてから水をたっぷり含ませたメラミンスポンジで洗います。
重曹水の成分が残らないように古布などでしっかり水拭きをしましょう。
④壁の汚れを落とす。
壁の汚れは古布や厚手のウェットティッシュで水拭きをします。
それだけでは落とせない少しガンコな汚れは、重曹水を吹きつけ、水をたっぷり含ませたメラミンスポンジで洗ってから、重曹水の成分が残らないように水で洗い流します。
水が流せないベランダでは、仕上げに固く絞った古布で水拭きしてください。
掃除後と掃除前を比べてみると、その差がよくわかります。
たったこれだけですが、壁が白くなり、気持ちよく過ごせるようになります。
ベランダは秋から冬がお掃除シーズン
ベランダは秋から冬にかけて汚れやすい場所です。
ちょうど寒くなってくるので掃除が億劫にもなりやすいです。
天気がいい日を見つけて、ポイントを押さえてパパっと掃除をすると、冬も気持ちよく過ごせますよ。
一度試してみてくださいね。