さよなら、洗剤ストック!お掃除のプロが教える愛用洗剤と使い倒しテク【トイレ・風呂場編】

トイレやお風呂場にも使える万能洗剤で洗剤ストックにさよなら

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出典:写真AC

トイレやお風呂場は雑菌やカビが気になって、いつでも清潔にしておきたい場所です。

でも洗剤の選び方がわからず、使いかけの洗剤や予備の洗剤などで洗剤ストックがいっぱいになっていませんか?

1本で汚れが落ちる洗剤を探したくなりますよね。


お掃除のプロ大津たまみ先生なら、トイレでもお風呂場でも「マルチに使える洗剤」を知っています。

大津先生の愛用洗剤と、お掃除のプロならではのトイレとお風呂場をピカピカにする “使い倒しのテクニック”を紹介します。

お掃除のプロが頼るのはエコ洗剤「天使の松」

お掃除のプロとして10年以上のキャリアを持つ大津たまみ先生が長年使い続けているのが、エコ洗剤「天使の松」です。


米ぬか、ヤシ、松の油分から作られた、洗い流しても環境に優しいエコな洗剤です。

洗剤の使用回数が多い大津先生が、洗浄力、環境への負荷、人体への影響を総合的に検証した結果、この洗剤に勝るものはなかったと言います。


※「天使の松」の成分は、界面活性剤(30%)、純石けん分(23%脂肪酸カリウム)、純石けん分以外の界面活性剤 (7%脂肪酸アルカノールアミド)、安定化剤 などです

洗剤は2種類に薄めて使い分け

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(左)3倍希釈の泡タイプ (右)20倍希釈のスプレータイプ

「天使の松」は水で薄めて使う洗剤で、原液では使いません。

希釈倍率は3倍と20倍の2種類。


落としにくい汚れには3倍に薄めて、専用の泡ボトルに入れて使います。

泡状にすることで汚れの上に洗剤が長くとどまり、汚れを包み込んで落ちやすくなります。


軽い汚れには20倍に薄めて、スプレーボトルに入れて使います。

汚れに直接スプレーを吹きつけ、水拭きをします。

泡のように水で洗い流したりする手間がないので場所を問わずに使えます。

どちらの場合も、使った後は必ず水拭きをして、乾拭きをして、洗剤が残らないようにします。


3倍と20倍の2種類に薄めておくだけで様々な汚れを落とせるので、洗剤の使い分けや洗剤ストックの増加に悩んだりすることもなくなります。



トイレとお風呂場の汚れをすっきりキレイにする「天使の松」使い倒しテクをご紹介します!

トイレで見落としがちな場所の汚れに


雑菌が多いトイレの掃除では、アルカリ性の汚れが多い便器の中は酸性の洗剤(クエン酸水など)が適していますが、それ以外の人が直接触れる場所には弱アルカリ性の「天使の松」が有効です。


掃除に使うのはスプレータイプと掃除用クロスです。

(1)便座


人の肌が直接触れる便座には皮脂汚れがたくさん付着しています。


スプレータイプの「天使の松」を吹きつけ、トイレ掃除用のクロスで拭きとります。

仕上げに別のクロスで水拭きと乾拭きをします。

(2)ドアノブと鍵


大津先生が特に気を付けたいと指摘するドアノブと鍵の汚れ。

ドアノブは汚れた手でつかむこともあるので、汚れが付着しやすい場所なのだそう。


「天使の松」のスプレーを吹きつけ、汚れを拭きとります。水拭きと乾拭きも忘れずに。

(3)人が触れるそのほかの場所


温水洗浄便座のリモコン、便座カバー、手洗いタンク、レバーハンドル、トイレットペーパーハンガー、手すり等、写真で色を付けた場所は人がトイレを使うときに触れやすい場所です。

汚れが付きやすい場所でもあるので、こまめに掃除をしましょう。


スプレータイプの「天使の松」を吹きつけて拭きとり、水拭きと乾拭きをします。


なお、壁の汚れは壁紙を傷める恐れがあるので、できるだけ使わないようにしましょう。

お風呂のヌメリや水アカの汚れにも「天使の松」!


ヌメリや水アカ、カビの予備軍と難敵が多いお風呂場の汚れも「天使の松」がまとめて解決します。

(1)壁・床・浴槽


床や壁や浴槽には皮脂汚れやせっけんカスが付着しています。

20倍に薄めた「天使の松」のスプレーが効果的です。


洗剤を広範囲に吹きつけたい時、大津先生は蓄圧式のスプレーや連続ミストスプレーに入れ替えて使うことを勧めています。少ない労力でムラなく洗剤を広げることができるからです。


吹きつけた後は掃除用スポンジで汚れを落とします。

汚れがしつこい場合は3倍希釈の泡タイプを使っても良いでしょう。

(2)床の隅


お風呂場の床の隅にはカビの予備軍(赤いバクテリア)がたまりがちです。

ここには「天使の松」の泡と重曹のダブル攻撃が有効です。


隅に「天使の松」の泡を置き、少し時間をおいてからスポンジに重曹を乗せて研磨すれば、汚れがスッキリ落ちます。

(3)洗面器や椅子


水アカやせっけんカスなどの汚れが付着している洗面器や椅子などのお風呂グッズには浸けおきがおすすめです。


残り湯がまだ温かいうちに洗面器や椅子を入れ、希釈倍率が100倍くらいになるように「天使の松」を入れます。

お湯が冷めるまで浸けおいてから洗えば短時間できれいになります。

そのまま浴槽を掃除すれば一石二鳥です。


「天使の松」でお風呂場の掃除をした際は水で洗剤をしっかり流した後、水分をしっかり拭きとってから換気扇を回して、十分に乾燥させましょう。

(4)天井


とにかくカビやすいお風呂場の天井は、大津先生フロアーモップを使って掃除をします。


最初に掃除用クロスに「天使の松」のスプレータイプを吹きつけて拭いた後、アルコール除菌ができるウェットティッシュにつけ替えて拭きます。


お風呂場は24時間換気を心がけるなど、湿気を残さないことも大切です。

洗剤を賢く使って家族が安心して過ごせる空間に

トイレやお風呂場の雑菌やカビは未然に防いで安心して過ごせる家にしたいですよね。

でもそのためのお掃除に手間がかかるのは困ります。

1本で手軽に使える洗剤で、トイレを使ったついで、お風呂を使ったついで、ついで掃除でラクにできる方法を取り入れていきましょう。


 


お掃除のプロが選ぶ理由はこちらの記事も参照してくださいね。


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