洗濯機のまわりの掃除、できていますか?
お掃除のプロ大津たまみ先生によると、お掃除のプロが清掃業務で一般の家庭を訪ねる時、その家の掃除の行き届き具合をチェックする場所が3ヶ所あるそうなんです。
「窓のサッシ部分」、「カーテンレールの上」、そして「洗濯機まわり(特に排水口や排水ホース)」です。
特に洗濯機まわりの掃除は後回しになりがちなご家庭が多いのだとか。
みなさんのお宅はいかがでしょうか?
毎日使う場所は最初にしっかり汚れを落とした後、汚れが付きにくい工夫をするのが一番掃除がラクになると言います。
見逃しがちな洗濯機まわりの掃除のコツを教わります。
洗濯機のまわりはなぜ汚れるのか
洗濯機のまわりは衣類を扱う場所です。
服の糸クズや服についたホコリ、泥汚れが落ちます。
洗濯をする際は洗剤が飛んだり、水が散ったりします。
これらが混ざることで泥汚れやベタついた汚れになったり、乾燥してこびりついたりしてさらに落としにくい汚れになっていきます。
水分も多いのでカビも発生しやすくなります。
洗濯機は服を洗ってきれいにする場所なので、その機械や周囲も自動的にきれいになって掃除はしなくても大丈夫だと思いがちですが、実はとても汚れやすい場所なのです。
洗濯機まわりのお掃除方法
(1)床のホコリを取る
最初に掃除機をかけます。
洗濯機周辺に落ちているホコリや糸くず等を吸い取ります。
(2)排水口まわりを掃除する
次に排水口のまわりを掃除します。
止水をし、ホースを外します。
コシのあるブラシを使い、排水口やホースの中のヌメリや汚れを落とします。
ブラシで取れる大きい汚れはビニール袋などに入れて処理します。
小さい汚れは流れていくのでそのままホースを元に戻して大丈夫です。
排水ホースの蛇腹部分にたまったホコリや汚れも落とします。
排水口を水拭きをします。
家にある古着や古タオル等、もう捨ててもいいかなという布を切って使います。
ここはヌメリ以外にも洗剤とホコリが一緒になって固まっているので、しっかり取り除いてゴミ箱に捨てましょう。
(3)洗濯機本体のホコリを取る
洗濯機本体のホコリはフローリング掃除用のドライシートやハンディモップを使います。
広い面はドライシート、蛇口や凹凸がある部分はハンディモップと使い分けます。
洗濯機の背面や下の狭い場所のホコリは、針金ハンガーにストッキングをかけた物を作り、すき間に差し込んでかきだします。
ストッキングの静電気がホコリを吸着し、取りやすくなります。
ホコリが多い場所なのでお掃除の際はマスクをお忘れなく。
最後に周囲の床に掃除機をかけて完了です。
洗剤の液ダレ汚れもきれいに
洗濯機の近くに洗剤を置いている場合、液ダレで接地部分が汚れることがあります。
排水口の掃除と同じように、捨ててもいい布を使って、水拭きで落としましょう。
洗剤による汚れは洗剤ではおちないので、水拭きが一番早くきれいにできる方法です。
汚れにくくなる工夫で掃除の手間をカット
最後に、大津先生流の掃除がラクになる工夫をご紹介します。
蛇腹で掃除がしづらい排水ホースは、掃除の後、上からラップでぐるぐる巻きにします。
こうすれば汚れるのはラップだけ。汚れたら取り換えればいいので面倒な掃除が省けます。
洗剤を置いている場所には100円ショップ等で手に入る撥水効果のあるテーブルクロスを敷きましょう。
汚れても拭き取りやすく、ひどい汚れの時でも手軽に交換ができます。
また、可能であれば洗濯機を置く位置もちょっとだけ変えてみましょう。
四方に掃除道具が入るくらいの隙間を空けておくと、掃除がしやすくなります。