玄関の掃除は水で流さず3ステップでキレイに。

玄関の掃除は水を流さないのが正解

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出典:写真AC

玄関は家の中でも汚れやすい場所のひとつです。

特に土間、たたきと呼ばれる部分はこまめに掃除をして、仕上げに水で流さないとスッキリしない気がしますよね。でも一軒家ならともかく、集合住宅で流水を使った掃除は難しい。


そんな面倒な玄関掃除を短時間で簡単にできるといいのに、と思いませんか?


そこでお掃除のプロ、大津たまみ先生に伺うと「玄関のたたきは水で流さなくていいんです。その方が短時間でキレイになります」と驚きの発言。

「水で流すとキレイになる気がしますよね。気のせいです(笑)実際は思うほど汚れは落ちていません。

玄関のたたきにある汚れは主に砂ぼこりや土ぼこり。これに水をかけると泥になってしまい、掃除がしにくく、汚れもより落ちにくくなります。玄関は水を流さない方が簡単にキレイに掃除ができるんですよ」と大津先生。


玄関に水を流さない、簡単な掃除方法を教わります。

玄関の汚れの正体は…

まずは玄関の汚れの正体を知りましょう。

玄関の汚れの原因は3種類。


  • たたき部分の砂ぼこりや土ぼこり
  • 目に見えないほどの細かさの排気ガスのちりや花粉等
  • ドアノブ等の手あか


特に気になるのは上の2つです。


これらの掃除は実は3つのステップで終わります。

ステップ1 ほうきとちりとりを使う

まずはほうきとちりとりを使って、たたきにある砂ぼこりや土、泥等、大きめの汚れを取り除きます。

ほうきは玄関用(外掃き用)のほうきを使います。

ステップ2 掃除機を使う

ほうきで取りきれないような細かい汚れ、排気ガスなどのチリや花粉などを掃除機で吸い取ります。

室内で使う掃除機を玄関で使うことに抵抗がある場合は、掃除機に付属のブラシを使ったり、玄関掃除用に別のヘッド部分を用意して使ったりするのがおススメです。


ほうきを使わず、最初から掃除機を使いたくなりますが、土や泥などの汚れを吸い込むと掃除機の故障の原因につながります。

面倒に思ってもほうきで大きなゴミを取ってから掃除機を使いましょう。

ステップ3 ガンコな汚れはメラミンスポンジで

ほうきや掃除機では落ちない頑固な汚れが残った場合は「メラミンスポンジ」の出番です。


靴の裏にガム等の粘着性の汚れがついていると、玄関に汚れとなって残りがちです。

メラミンスポンジをしっかり水でぬらしてから汚れを削り落としましょう。

水だけでは落ちない場合はメラミンスポンジに中性洗剤も含ませて使うのがおススメです。

プチDIYで掃除がしやすい玄関に


最後に、玄関の掃除をもっとラクにするために大津先生が提案するのが、玄関のちょっとしたDIY。

ホームセンター等で手に入る、はっ水性があるはがせるタイプのリメイクシートを玄関に貼ります。

水をはじくので汚れがこびりつきにくくなります。

「特に雨の日は濡れた靴で建物に入るので、もともとあった砂ぼこりなどが濡れて泥汚れになります。こびりついて落としにくくなり、掃除も面倒ですよね。そういう時にシートが貼ってあると掃除がラクになります。


汚れが酷ければ取り換えればいいので、気持ちもラクですよ」と大津先生。


ラクに掃除をして、ラクな掃除ができる環境も作っていきましょう。