ポスト、傘立て、物干し竿。汚れやすいアイテムには汚れない工夫を!
玄関先やベランダ、庭先等、汚れが気になるのは家の中だけではありません。
家の外は1度キレイにしてもホコリや雨等ですぐに汚れてしまって掃除が面倒です。
そこで、汚れない工夫“予防清掃”を取り入れて、キレイをキープしましょう。
予防清掃は、汚れてからお掃除するのではなく汚れないための工夫をすること。
日々の暮らしに取り入れるだけでその後の掃除の手間が減り、掃除がラクになります。
今回はお掃除のプロ・大津たまみ先生に外回りの“予防清掃”を教わります。
1:ポストの底にラップ。
マンションでも戸建住宅でも意外と汚れているのがポストの中です。
放っておくと砂ぼこりや雨粒が底にたまって大切な郵便物を汚しかねません。
そこで、台所にあるラップで汚れ受けを作りましょう。
まずはポストの中の汚れを落とします。
ハケや掃除機で砂ぼこりを取り除いてから雑巾で全体を水拭きをします。
ポストの中が乾いたら、底の形に合わせてラップを切って敷き、マスキングテープで固定します。
汚れが気になった時に新しいものと交換すれば、ポストの中を汚さず、掃除する手間も省けます。
2:傘立ての底にプラ食器。
雨の日に使った傘。
ひとまず濡れた状態で傘立てに入れていますが、底は雨水と玄関の砂ぼこり等がたまってあっという間に汚れてしまいます。
酷い時はそこにカビが生えることも。
受け皿がついて取り外しができるタイプの傘立ては受け皿を洗えるので問題ありませんが、そうでない場合は汚れを防ぐ対策が必要です。
傘立ての底に合わせてプラスチック製の食器や食品保存容器を用意し、中に入れて受け皿にします。
汚れが気になった時に取り出して洗うようにしましょう。
最近は100円ショップ等でも様々なテイストの食器が手に入ります。
季節や傘立ての素材に合わせて、色や柄を選ぶのも楽しいですよ。
3:物干し竿にゴミ袋。
ベランダや庭など、屋外に出しっぱなしの物干し竿。
日光や雨風に当たって毎日汚れるので、洗濯物を干す度に拭かなくてはならず非常に面倒です。
そこで、ゴミ袋を使って手作りのほこりよけカバーを作りましょう。
最初に物干し竿の汚れを落とします。
フローリングモップ用のドライシートでホコリなどを拭いた後、雑巾で水拭きをします。
ビニールのゴミ袋(45Lサイズ)を図のように切り、物干し竿にかぶせて下をテープでとめます。
物干し竿をビニール製の細長い筒状のカバーで覆った状態にします。
普段はこのカバーをしておいて、使うときだけゴミ袋を縮めて端に寄せれば、竿にホコリや汚れがつくのを防ぐことができます。
汚れてきたら作り換えましょう。
外回りの掃除は道具の選び方次第。
外の掃除を効率的に行う時に意外に重要なのが、掃除道具の選び方です。
家の外の主な汚れはホコリによるもの。ホコリのように乾いた汚れは素早く、乾いた状態で取り除く必要があります。
そこで使いたいのが「ほうき」と「ちりとり」です。
ほうきは毛先が密になっているもの、ちり取りは地面にピタッと付くタイプのものを選ぶと砂ホコリを手早く取り除けます。
お掃除が面倒な場所には、手間をかけなくてもできる方法を取り入れてみてくださいね。