知って使える!洗剤の種類と用途を見極めよう!

お掃除の時に大切な洗剤の基礎知識

お掃除をはじめる時に当たり前に用意する洗剤。でも気づくと同じような洗剤が何本も家にあって・・・なんてお悩みも聞かれます。

効率的なお掃除に必要なのは“洗剤についてしっかりと知ること”。

今回は洗剤の中身をじっくりと見ていきましょう。

1:洗剤の液性を知ろう


自分が持っている洗剤が何性なのかをまずはチェックしてみましょう。液性は洗剤パッケージの裏側に書かれています。


液性を理解することで、どの場所のお掃除に適した洗剤なのかを知ることができます。洗剤がもつ効力を最大限活用するために液性の確認は欠かせません。

2:特殊洗剤について知ろう


漂白剤

色素を分解して漂白をします。漂白剤には主に2種類あります。

塩素系漂白剤

主成分は次亜塩素酸ナトリウムです。

ツーンとした独特なニオイがあります。家庭用の漂白剤はほとんどがこのタイプ。酸性洗剤を混ぜると有毒ガスを発生させます。

酸素系漂白剤


主成分は過炭酸ナトリウムです。

ニオイがなく安全です。

漂白効果はおだやかに効いていきます。

研磨剤

界面活性剤+炭酸カリウム等研磨剤を加えたもの

他の洗剤と違い、力を加える事で効果を発揮します。

ただ、力を入れすぎないで軽く擦るのがポイントです。

3:レベルに合わせて効果的に洗剤を使う


【レベル1 ふわふわ汚れ】


ホコリのように水分を含まないこのレベルは洗剤を使用してホコリ汚れをドロ汚れに変えると手間が増えてしまいます。

【レベル2 ペターとした汚れ】


汚れが水分を含んでいるだけなら洗剤は必要ありません。水拭き雑巾で拭くだけでキレイになります。

【レベル3 ベトーとした汚れ】


汚れが時間の経過でくっついた状態のこのレベルは重曹やクエン酸を使って落としてみましょう。

【レベル4 ねっとりとした汚れ】


こびりついている状態のこのレベルは、洗剤の中でも酸性やアルカリ性のpH(ペーハー)が高いものを使用します。

※図参照


また、浅く入り込んだ汚れは漂白剤や研磨剤を使って汚れをかき出します。

【レベル5 ガビガビとした汚れ】


キズの中の汚れや完全に染まってしまっている状態のこのレベルはあきらめレベルです。多量の洗剤を使う前に買い替えという方法を検討してみましょう。

基礎知識がお掃除の効率をアップする!

洗剤と汚れの関係について、理解が深まったと思います。


トイレ、お風呂、キッチンなどのお掃除に欠かせない洗剤。

種類が豊富のため、どんな汚れにどの洗剤を使うべきなのか、悩まれていた方も多いのではないでしょうか。


今回ご紹介した強度や用途を理解すれば、もっと効率的に汚れが落ちますよ。

ぜひ、ご参考にしてください。

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出典:写真AC